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高齢者がクレジットカード付帯の海外旅行保険だけで海外旅行に行くのは危険!医療費が不足するケースが多い!

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65歳以上の高齢者(シニア)の方が、ハワイや台湾・韓国など海外旅行へ行くときに、万が一大ケガや重い病気にかかったしまった時のために、海外旅行保険に入っていないのはとても危険です。

ご両親を連れて海外旅行に行く、ご家族(息子さん・娘さん)の場合も同じです。

もし、渡航先で高齢者が大ケガをしたり、重い病気になって治療・入院などをすると、日本国内とは違い海外は自由診療の全額自己負担のため、数百万円から上は数千万円もの医療費がかかることがあります。

万が一、海外で数千万円などという高額費用の医療事故にあってしまった時に、自分に支払い能力があるのかどうか、考えてみることをおすすめします。

数千万円なんていうお金は用意できないなら、有料の海外旅行保険に入ることをおすすめします。

海外旅行先で多くの高齢者が高額の医療事故にあっている

海外旅行保険会社大手のジェイアイ傷害火災保険が毎年発表している、海外での事故データ(*1)によると、2016年には300万円以上の高額医療事故が70件発生しています。

70件のうち7件が1,000万円を超える超高額医療事故で、また、70件ある高額医療費用事故のうち、65歳以上のシニア層が半数弱を占めています。

また、65歳未満の高額医療費用事故発生率は、65歳未満の約4倍です。

件数 300~999万円 1,000万円以上
2012年 51 38 13
2013年 67 58 9
2014年 72 54 18
2015年 77 66 11
2016年 70 63 7

「半数弱」を仮に40%とした場合、300万円以上の高額医療事故のうち、高齢者の事故が28件もあることになります。

70件×40%(半数弱)=28件

ちなみに、2016年には日本人の海外旅行者数が約1,700万人(*2)でした。

100万件の海外旅行保険を扱うジェイアイ傷害火災保険の高齢者の高額医療事故が28件ですから、単純計算で17倍すると476件です。

毎年、何百人もの高齢旅行者が、海外旅行先で300万円以上の高額医療事故にあっている計算です。

そして、この中には、海外旅行先で大きなケガや重い病気になったにもかかわらず、海外旅行保険に入っていなかったり、また、補償額が少なかったという理由で、必要な医療を受けられなかったり、多額の医療費支払いをするはめになった方も相当数いるはずです。

1,700万人中の数百人と考えると、高額医療事故にあう確率はとても低く感じ、「海外旅行保険なんて不要でいらないんじゃない?」、「確率低いから入らない人多いんじゃない?」とと思う方もおられるかもしれません。

しかし、万が一、1,000万円や2,000万円、最悪数千万円などという超高額の医療事故にあってしまったら、どうしますか?

*1.ジェイアイ傷害火災保険「海外での事故・保険金額例」

*2.観光庁発表 2016年日本人海外旅行者数

特に高齢者にはクレジットカード付帯の海外旅行保険では足りない

海外旅行保険には、有料の海外旅行保険以外にも、クレジットカードに付帯する無料の海外旅行保険を利用する方法もあります。

しかし、クレジットカードに付帯する海外旅行保険では治療・救援者費用の額がゴールドカードなどのステータスカードでも200~300万円と少ないです。

また、家族特約付きの海外旅行保険(同居の親や子供にも海外旅行保険が適用される)は、治療費が100~200万円くらいと、補償額がさらに少ないものが大半です。

とてもじゃありませんが、100万円、200万円くらいでは、大ケガや重い病気での治療・入院費用をまかなうことはできません。

大ケガや重い病気の治療・手術・入院にいくらぐらい掛かるかというと、高齢者の方に多い肺炎、脳梗塞、心筋梗塞、転倒による骨折などで、数百万円から数千万円以上というような医療費がかかった事故が多数あります。

海外旅行保険大手のジェイアイ傷害火災保険で実際にあった、公表データに出ているもっとも高額な事故には9,335万円というものもあります(下記、ジェイアイ傷害火災保険のデータ2014年度に掲載あり)。

参考:ジェイアイ傷害火災保険「海外での事故・保険金額例」

同居の親も保険の対象となる家族特約は、年会費無料のクレジットカードには付いておらず、付帯するのはゴールドカードやプラチナカードなどの年会費が有料のクレジットカードのみです。

しかし、付帯してはいるのですが、ゴールドやプラチナカードでも、その補償額が少なすぎるのです。

参考にご紹介すると、家族特約が最高クラスに充実した補償内容の、セゾンカードのセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード(年会費初年度無料・2年目以降1万円)でも、傷害治療・疾病治療とも300万円までとなりますので、万が一の大ケガや重い病気での治療・手術・入院の医療費は到底まかなえません。

有料の海外旅行保険に入るべきです。

特にハワイを含むアメリカは治療・入院の費用が高額!

海外旅行口コミサイト大手のトリップアドバイザーで、盲腸(虫垂炎)になってしまった時の世界各国の手術・入院費用の比較をしています。

ハワイ(ホノルル)を含むアメリカの手術・入院費用がずば抜けて高く、ハワイで盲腸の手術をすると256万円もかかることがわかります。

参考:トリップアドバイザー「もしも海外で虫垂炎を患ったら」

日本で盲腸の手術をして保険を使わずに全額支払った場合は約40万円ですので、その差は216万円、日本の6倍以上の金額です。

その他の主な国の盲腸の手術・入院費用は下記の通りです。

  • ロサンゼルス(アメリカ):162~216万円
  • バンクーバー(カナダ):110~177万円
  • ロンドン(イギリス):130~173万円
  • ローマ(イタリア):121万円
  • パリ(フランス):86万円
  • 上海(中国):11万円

いかに、ハワイ・アメリカの医療費が高額であるかがわかります。

一般的には、2~3泊くらいで退院できる盲腸の手術で256万円もかかるのですから、これが心筋梗塞や脳梗塞といったような重い病気や、打ち所の悪い骨折の大ケガをして入院し、高額な費用のかかるICU(集中治療室)で2週間や3週間も入って治療したら、1千万円や2千万円にすぐなってしまうことは簡単に想像できます。

ハワイの病院でI.C.U(集中治療室)や、個室に入院した際の1日の部屋代は下記の通りです。

ハワイ(ホノルル)の病院部屋代

公立病院 個室 120,700円
I.C.U 322,000円
私立病院 個室 136,800円
I.C.U 362,200円

東京海上日動 世界の医療と安全2014年

治療が終わってもすぐ退院にはならずに、容態が安定するまでの期間を落ち着ける個室で過ごし、最終的に日本へ医師・看護師同伴で航空機での医療搬送(最低でも数百万円かかる)になる可能性は高く、さらに費用が上乗せされます。

70歳以上の高齢者の方でも入れるおすすめの海外旅行保険

高齢者でも入れる海外旅行保険には2種類あります。

死亡・後遺障害や治療・救援費用、損害賠償や携行品損害、そして航空機遅延損害といった複数の保険がセットになったプランと、海外旅行保険で一番重要な治療・救援費用だけを選べるバラ掛け(フリープラン)の2つです。

私がおすすめするのは、バラ掛けの保険です。

高齢者の海外旅行保険代は、若い世代にくらべ高いので、「治療・救援費用や損害賠償だけ」のように、必要最小限の保険のみをかけ必要性の低い死亡保険や携行品損害費用などを、クレジットカード付帯の保険でまかない、有料の海外旅行保険代を節約するのがおすすめです。

70歳以上の方向けに、旅行前にネットで簡単に申し込め、フリープランで保険代を安くできる海外旅行保険には、ジェイアイ傷害火災保険のt@biho(タビホ)や、損保ジャパン日本興亜のoff!(オフ)の2つがあります。

ハワイ4泊6日の旅行で、70歳以上の高齢者の方1人分の海外旅行保険代を比較しました。

2社で治療・救援費用で十分な補償額を選べて、不要な補償をかけずに済むのはジェイアイ傷害火災保険のt@biho(タビホ)です。

商品 t@biho off!
治療費用 1億円 2,000万円
救援費用 2,000万円
賠償責任 1億円 1億円
傷害死亡 0 0
傷害後遺障害 0 0
疾病死亡 0 0
携行品損害 0 0
航空機寄託手荷物遅延等 0 0
弁護士費用 100万円
保険代 6,520円 1,530円
備考 60~69歳は3,030円。80歳以上は17,750円

損保ジャパンのoff!は、一番重要な治療・救援費用が、セットプランの場合でも最高3,000万円までしか選べません。

損保ジャパンのoff!は保険代は安いのですが、高額費用の医療事故にあうリスクが高い、高齢者の海外旅行保険としては不安が残ります。

t@bihoは6,250円と保険代がお高く感じるかも知れませんが、1泊約1,000円で安心が手に入り、不安なく家族旅行を楽しめると思えば、必要なコストと考えられます。

69歳までの方におすすめの海外旅行保険

69歳までの方向けの海外旅行保険で、治療・救援者費用の補償額が充実しているのはt@bihoとAIUです。

AIUにはフリープランはありません(*)が、治療・救援者費用が最高クラスに充実しているので掲載しています。

AIUは治療・救援者費用が無制限で一番充実しているのですが、保険代がt@bihoの2倍するのがデメリットです。

AIUのメリットとして、69歳までの方で既往症(持病)について補償を付けられることがあげられます。

既往症の応急治療と救援者費用について、合計300万円まで補償されます。

  • 治療・救援者費用が1億円あれば十分と考える方には、コスパのよいt@bihoをおすすめします。
  • どんな大きなケガや重い病気になっても大丈夫な、鉄壁の守りをかためたい方や、海外での既往症の発症などが心配な方には、AIUをおすすめします。
商品 t@biho off! 富士火災 AIU
治療費用 1億円 2,000万円 1,000万円 無制限
救援費用 2,000万円 1,000万円
賠償責任 1億円 1億円 1億円 1億円
傷害死亡 0 0 1,000万円 1,000万円
傷害後遺障害 0 0 1,000万円 30~1,000万円
疾病死亡 0 0 1,000万円 500万円
携行品損害 0 0 0 30万円
航空機寄託
手荷物遅延等
0 0 0 5万円
弁護士費用 100万円
保険代 3,030円 1,530円 4,020円 6,240円
備考  31日間まで。  年齢制限なし。 旅行出発時点で満69歳以下の方まで。旅行期間が31日間まで。申込人と被保険者が異なる場合はセットタイプのみ申し込み可能。 31日間まで。69歳まで。既往症の応急治療と救援費用は合計300万円まで補償。

*2018年からネットでのフリープラン受付が中止されました。

持病(既往症)の悪化が心配ならAIUがおすすめ

海外旅行先で持病の悪化が心配される場合、AIUが既往症にも対応しているのでおすすめです。

ただし、ネット申し込みできるのは69歳までなので、70歳以上の場合はAIUの保険代理店に行って相談する必要があります。

31日間までの短期旅行が対象です。

商品 AIU
治療費用 無制限
救援費用
賠償責任 1億円
傷害死亡 1,000万円
傷害後遺障害 30~1,000万円
疾病死亡 500万円
携行品損害 30万円
航空機寄託手荷物遅延等 5万円
弁護士費用
保険代 6,240円
備考 31日間まで。69歳まで。70歳以上は店頭かパンフレット申し込み(要問合せ)。既往症の応急治療と救援費用は合計300万円まで補償

まとめ 高齢者の海外旅行には治療・救援者費用の充実した海外旅行保険の加入が必要です

高齢者の海外旅行では、大ケガや重い病気の医療事故が発生しやすく、医療費用も高額になることがわかっています。

  • 65歳以上の高額医療費用事故発生率は、65歳未満の約4倍
  • 年間1,700万人の海外旅行者のうち、高齢者による数百人程度の高額医療費用事故が発生している可能性が高い
  • 高額医療費用は数百万円から上は数千万円くらいかかる
  • クレジットカード付帯の海外旅行保険(家族特約)では高額医療事故費用をまかなえない
  • ハワイ・アメリカなどは特に医療費が高く高額医療費用事故の額が大幅アップ

万が一、ご自身も含め、海外旅行に同行するご両親が高額医療事故にあってしまった時のために、十分な治療・救援者費用をまかなえるだけの海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。

自分はもちろんのこと、ご家族のためにも十分な補償額の海外旅行保険は入るべきでしょう。

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